まず始めに、この世界の「人間」はすべて「何らかのポケモンが擬人化された存在」であり、「御札などの媒介を用いる」必要がありますが、原型技を使用することが可能です。
※飛び膝蹴りや辻斬り、みねうちなどの鍛錬によって習得できそうな技や武器や道具の能力以外の説明をつけにくい原型技についてはもともと持っている能力（例 炎タイプなら火の力）を「媒介」によって引き出すことで、不思議な力（=原型技）を行使することが可能です。素養がない（擬人化の元になるポケモンがその技を覚えない）場合は発動しません。
高レベルのキャラクターが蝋燭に火をつけようとして自宅を焼くことの無いよう、ステータスやレベルが高い分には弱い方面に調節可能（=火の扱いに長けている）です。そのあたりは臨機応変に、自宅を焼きたければ焼いてもOKです。
また、後ほど詳しく説明いたしますが、妖怪とごく一部の人間（=札無し）は媒介無しで原型技を使用することが可能です。
擬人化元となる原型のタイプに関わらずマッチや火打石によって蝋燭に火をつけることや如雨露での水遣り、草むしり程度は問題なく行えますが、火炎放射を覚えない原型に火炎放射器を使わせるなどの設定は極力ご遠慮いただきたいです。
この世界での「原型ポケモン」は物の怪に該当し、いわゆる犬や猫のような普通の生き物ではありません。野菜や家畜などは本家図鑑のインド象のように、別枠で存在しているものとします。
「異聞録の世界における一般的な存在」の基準を、かなり細かく設定しており、それを踏まえたうえでチートにならない程度にイレギュラーな設定を持つキャラクターの作成が可能です。
参考までに例を挙げますと、
・人間→妖怪になったので知能が高い
・物の怪ではなく妖怪を式にして使役する
・式に人間の姿をとらせる、自我を持たせて行動させることが出来る天才陰陽師
…など。
※尚、「一国を滅ぼすほどの力を持つ」まで行くとチートにあたりますのでご注意ください
もちろんスタンダード中のスタンダードなキャラクターを作って遊ぶも良しです。
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【種族早見表】
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【人間】：住民登録可能
この世界の知的活動を行う生物の大半を占めています。
（先祖返り設定を持った者を除き）外見のデザインに角や獣耳、尻尾などの原型要素をつけることは禁止です。
①一般人…普通の人、大多数の人間です。
「鍛えた」や「機械や道具の性能」では説明が付かないような原型技は媒介（=御札や術式を組み込んだ武器または道具など）が無いと発動できません。
また、一部の職業以外、「法的に」所持できる媒介や武器の威力に制限があります。
詳しくは、記事：［
媒介について］をご覧ください。
②札無し…人間ですが媒介を使用せずに原型技を使えるため「札無し」と呼ばれています。該当する人間は物凄く少ないです。媒介による制限がないため威力の高い技を発動することも可能ですが、札無しに生まれたものは短命であることが殆どです。先天性の能力であり制限しようがないので一般人からは畏怖の対象とされています。
その特質は血縁で引き継がれることが多く、「妖怪の血を引いているのではないか」などとも噂されていますが真偽のほどは定かではありません。
非常に稀なケースですが後天的に素質を得ることもあります。
結界を通過する際、ピリッとする、または蜘蛛の巣にかかったような感覚を覚える者もいるようです。
③先祖返り…数が少ない札無しの中のさらにごく一部です。
妖怪が媒介がなくても原型技を発動できることから、札無し＝妖怪の血が混じっている説が流布しており、実際妖怪の血が混じっていた場合、先祖の特徴が何代か先の子孫に現れることがあります。
先祖返り設定を持つキャラクターは、一時的もしくは常時、原型要素のあるデザインが可能です。但し、帝都で平和に生きるためには原型パーツの秘匿が必須となります。物理的に隠すほか、術や封印などで押さえ込むといった設定も可能です。
［異人について］
第二次世界大戦がなかった世界線を想定しておりますので大正以降の外国文化の流入はかなりゆっくりとなっております。大使や技術者として招かれた外国の方やその家族は存在しますが街中で見かけることはあっても一般庶民との交流接点はあまりないです。また、使用言語が違うため、言葉が通じません。日本人の通う学校に通うことは基本ないと思ってください。
原型技については媒介が魔法陣の描かれた羊皮紙やルーンの刻まれた魔法の杖、札無しが魔女や魔術師に相当します。
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【妖怪】：住民登録可能
媒介不要かつノーリスクで原型技を使用できますがリスクを払う設定をつけることも可能です。
全く人と同じ姿をしている者、一部原型要素を含む者、人語を理解するが原型の姿をとる者、人の姿へ変化（へんげ）出来る者などさまざまです。姿かたち、能力、寿命は千差万別、昼間に妖力が落ちるものから特に影響の無い者までピンきりです。稀に人から妖怪に成る（変生/へんじょう）する者もいます。
原型技の使用にリスクや制限が無い反面、帝都の結界はもちろんのこと、神社仏閣などに張られている結界からお酒や塩で作った簡易結界までありとあらゆる結界に阻まれるデメリットがあり、対策無しでは結界を通過出来ません。
強い妖怪であれば力isパワーで強引に破ることも可能ですが騒動になったり足が付いたりしやすいのであまりお勧めしません。とくに麹町に張られている、宮城（=皇居）と官庁街を護るための「帝都の結界」を壊して侵入した場合、厳戒態勢が敷かれ捕まるまで追いまわされます。
また、家人に許可されないと家に入れない、悪霊はまっすぐ進めない（影壁）、狐妖怪は犬の札が苦手、鬼は豆に弱いと言ったような迷信の類いもこの世界では効果がありますがキャラクターへ適用するかは各自の判断にお任せします。
人間より丈夫だったりもろもろのフリーダムな設定が可能ですが人間の理と外れた生き方をしているだけなので死亡する時は死亡、ないし消滅をする時は消滅します。
大きな神社はNGですが、祟りを恐れて建立された「小さな村や忘れ去られた神社に祀られていた」、「どこぞの河川や湖沼の主」程度の設定なら問題ありません。
妖怪は元来自然の氣を好む傾向にあるため、人との住み分けはそれなりに出来ていますが中には物好きな者もおり、正体を隠して帝都で暮らす者もいます。
理やロジックの違いから人間に害を成すこともありますが明確に人間を害を及ぼそうとする妖怪は少ないです。全体の傾向として自然と共に生き、人間に比べて即物的で動物的、人間よりも感情が複雑ではなく知能は低めですが、長寿な妖怪は高めの知能を持っている傾向にあるようです。知能が高い妖怪は俗世から離れ独自のコミュニティーを持ちテリトリーから出てこないことが多いですが「物見遊山に人間界に紛れ込んでみる」、「退屈を紛らわすために人間の真似事をしてみる」といったような変わり者も存在します。
人食いや復讐目的の場合でも結界の張られている麹町区や神社仏閣などをうまく避け、敵意を見せたり派手な行動をとるなどの人の関心を徒に引くような真似をしなければ帝都に潜むことは十分可能です。表立って人間を主食とする妖怪は討伐対象となりますが秘密裏に人を食べる場合は露呈しない限り問題ない（？）です。
衆人環視下での原型要素丸出しは危険を伴いますが、術で隠す、もしくは眼帯やバンダナなどで物理的に隠せていればとりあえずは大丈夫です。明らかに原型パーツが付いているなどで無い限り、「目視での」人間と妖怪を見分ける方法は確立されていませんが勘が鋭い人に察知される可能性はゼロではありません。気心の知れた相手や一人でいるときなどに驚いた拍子にうっかり尻尾を出すのはご愛嬌ですが、不特定多数の人間が目撃するような環境で本性を出してしまった場合、人間が大好きだろうが悪いことをしていなかろうが目をつけられますので人里、特に帝都で暮らすのであればなるべく上手に擬態をお願いします。
［人と妖怪について］
人間は結束して群れる傾向にあり、妖怪は個人（個妖？）主義者が多いです。
裏設定ですが、元は同じところ（原型）から始まり、妖怪は己を環境に適応させようとし、人間は環境を自分に適した形に変えることを選んで久しい時がたったイメージです。
農村部や山間部には未だ妖怪が多く、人間との価値観のずれや悪気はなくとも人間に害をなす特性を持っていたりするために時折問題が起こらなくも無いですが、それなりにうまく共存している傾向にあります。
妖怪はお嫁さんにしたいからという理由で特定の人間を浚いますが人間はお金儲けのために無差別に乱獲誘拐するような違いがあります（土地開発のために村の守り神的存在の妖怪殺しを画策し人を雇う悪いおじさんイベントとかありそう）
昔は人と妖怪の境がもっとあいまいで、嫁に行った、嫁に貰ったという話をよく聞きました。
文明開化以降、夜は明るくなりつつあり、妖怪たちは軒並み数を減らしたとされていますが案外まぎれるのがうまくなっただけかもしれません。
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［混血児（合いの子）について］
①人間と妖怪の混血児について
人間と妖怪双方の種族から迫害される傾向にあります。札無しや妖怪よりも更に少ない稀有な存在です。妖怪の血が濃く出て殆ど妖怪と変わらない者、その逆で人と全く変わらない者など自由度の高い設定が可能です。
②異人との混血児について
髪と目の色が自由なので何を持って外国人と定義するのかは微妙ですが異国語を話す、イントネーションがおかしい、顔立ちの違いなどで異人とのハーフ認定をされると、人間と妖怪の混血児ほどではありませんが差別の対象となることはあります。
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【物の怪】：住民登録不可・連れ歩き可
原型の姿をしています。結界を通れないことは勿論のことながら、妖怪のように強引に結界を破る力もありません。
人間に匹敵するほどたくさんいますが個々の力は弱く、退治方法も単純です。
物の怪は放っておくと家の中に入ってくるので御札で結界を張って退けたり駆除をします。
「氣が凝って固まったモノ」なので氣の流れが滞り澱んだ場所に自然発生することが多いです。なぜか帝都には電気タイプがやたらいます（フレーバーのゼクロムのせいです）
全く意思疎通できないものから犬猫程度の理解力を持つものまで様々です。
普通のカラスにヤミカラスがまぎれていたり野良猫にしては変だと思ったらニャースだった、など庶民の生活に密着しています。中には餌をやってこっそり可愛がっている人もいるようです。
何かのきっかけ（人を食べる）や長い年月を経ることで妖怪へクラスチェンジをすることがあります。妖怪と物の怪は境目があいまいで、人間は人ではない存在や怪現象をすべてひっくるめて妖怪や物の怪と呼んでいます。また、妖怪や物の怪にとってはお礼のつもりでも人間にとって害になったり祟りになったりと障りとなる事があります。
［連れ歩きについて］
主に「陰陽師が式神として使役」します。
基本的に単純な命令を実行することしか出来ません。
通常物の怪自体は自力で人に化けることは出来ませんが、高位の術師であれば人の形を取らせることも可能です。
非常に稀なケースとしてではありますが、一般人が連れ歩くことも創作補正として可能です。
野良猫に好かれるような感じで物の怪と仲良くなることはできますが、双方に悪気はなくとも実害が出る可能性があり、事が起きた際、対処が手に余るため、素人が物の怪を連れ歩くことに対しての心証はあまりよくありません。
尚、術式で縛らず物の怪を連れ歩くのはリードつけていない犬の散歩以上に顰蹙を買うので要注意です（それを踏まえてやたら物の怪に好かれて困っている人とかいてもいいんじゃないかな）
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［災厄（UB)について］
異界からの侵蝕者です。
怪異の原因のひとつとしてご利用ください。
住民としての登録は不可ですが、災厄（NPC）としての登録は可能です。
詳しくは、記事：［
災厄（NPC）］をご確認ください。
［性別について］
人間・妖怪共通でゲーム内の性別が♂ならば♂、♀ならば♀、無性別は♂寄りまたは♀寄りとなります。ただし
妖怪に限り無性別のポケモンのみ「無性別」を選択可能です。
※「あやしいひかり」や「さいみんじゅつ」で一時的に性別を惑わすことは可能ですが実際ついているけどついてないと錯覚させるだけであり見破られる時は見破られます。
オネエや男装の麗人の場合は肉体の性別を明記した上で設定文に心の性別や異性装をしている旨を記載するなどの補完措置をお願いします。
［妖怪退治について］
依頼人や村からの討伐依頼を受け報奨金が出ることはありますが、金銀財宝を溜め込む、素材が重宝されるなどの性質がない限り妖怪の討伐自体は直接の収入源にはなりません。
金銭目的ではなく、武者修行の一環として行っている人はいるかもしれません。
また、ごく少数ですが復讐目的や娯楽目的で殺す人間も存在します。
甚大な被害を起こす妖怪が現れた場合、軍人が派遣されることがありますが帝都から距離が離れるほど優先度が下がります。
［モブについて］
この世界の大多数を占めるモブの傾向について。
モブであってもこの世界の人間は皆等しく媒介を使用することで原型技を発動できますが、大半は戦闘技能としてではなく生活を便利にするためや職業に活かすためのものです。
特に一般庶民モブに関しては、帝都でごく普通に生活している分には戦闘をする必要がないのでレベルの変動は殆どなく、使える原型技は似通っています。新しい技を覚えることも少ないです（イメージは草むらに出現するLv.20～30くらいの野生ポケモンです）
田舎に比べてレベルは低いですが、コンディション（プラチナやORASのけづや）は高い傾向にあります。
思考の傾向としては
・色違いやハーフ、異人に差別的です
・妖怪に対しては都会ほど異物とみなし排除する傾向にあり、田舎ではそこそこうまく共存しています
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