媒介（=御札や術式を組み込んだ武器・道具）について
御札を媒介にして発動する原型技が一般的ですが、術式を組み込んだ道具や武器という設定も可能です。高威力の媒介ほど呪文や術式が複雑な傾向にあり、希少性が高かったり高価だったりするため所持できる人間は限られます。
ごく普通の一般庶民における、媒介による原型技使用の立ち位置は戦闘目的ではなく日常を便利にする道具として、もしくは従事している職業に必要な能力のことが多いです。
日常でよく使われる用途の御札は殺傷能力が低めであり、神社仏閣や販売店で入手可能なほか、自動販売機で購入することも可能です。自動販売機のイメージはコンドームの自動販売機を木製にしたものが近いです。
高威力の媒介（=御札や術式を組み込んだ武器・道具）について
帝都内で普通に暮らす分には十分安全なので、現代日本で劇薬や銃、刀剣類が入手しにくいのと同様に、攻撃性の高い媒介や扱いが難しく危険性の高い媒介は入手・所持にある程度の制約が付きます。フレーバーです。
また、術式の封じ込まれた道具や武器は特注であることも多く、御札に比べて高価です。
扱っているお店が少ない、取扱い免許または許可証が必要、なども考えられます。
警察官、軍人、退魔師などの戦闘行為が業務に含まれる職業はもちろんのこと、専門職に対しての会社からの支給、職人の作業内容によっては扱う必要性を認められるなどとして高威力の御札や道具を媒介として支給されたり所持する許可が下りやすい傾向にあります。
媒介（=御札や術式を組み込んだ武器・道具）ではない武器や危険物について
原型技を、「媒介を使った不思議な力」としてではなく、「ガジェットや機械（例：火炎放射器）」とすることも可能です。
「はじけるほのお」を爆竹や鼠花火程度の火力として設定される場合取扱い免許や許可証は不要ですが、花火師でもないのに爆弾を作れるくらい大量に火薬を所持していることが露呈した場合適当な理由が思いつかなければ怪しまれます。
武器や殺傷能力の高い媒介（=御札や術式を組み込んだ武器・道具）の所持について
警察官、軍人、退魔師以外は廃刀令により帯刀を制限されています。
上記の職業以外で武器をすぐに使用できる状態で所持するのであれば、拳銃を隠し持ったり一見武器とわからない状態（例：仕込み杖など）で所持することを推奨いたします
尚、刀や薙刀を袋に入れて持ち歩く程度では職務質問を受ける可能性はまず無いと考えてよいです。
自主防衛の気風が高く、護身用として所持をする許可は下りやすいですが、一部の職業を除いて護身用の武器を常日頃から持ち歩くことを推奨されるほどには帝都の治安は悪くありません。何者かに襲撃を受けた際は自力で対処せず警察を呼ぶことが多いです。
行動や言動などを不審に思われ職務質問で荷物を改められた際、武器や高威力の媒介が見つかった場合、正気を疑われる精神状態であったり、正当な理由や所持免許、使用許可証が無いと少し面倒なことになりますというフレーバーです。
以上を理解したうえで武器や媒介を所持させることは可能です。
異聞録の世界の法律に照らし合わせるとアウトですが、世界観の規約としては戦闘キャラ非戦闘キャラ問わずアウトではありません。但し、正当な理由が無い場合隠さないと通報逮捕案件ですし吹聴や武器・危険物のモロ出しは非推奨です。
私立探偵や記者などの危険に近づく職業であれば懐に拳銃を忍ばせるのは当然ありですし、一般人のフリをしている戦闘技能所持者や殺人鬼設定持ちは遠慮なく持っていてOKです。
因みに、現代日本よりも社会的な地位で押さえ込む、賄賂などの効果が高いです。
もちろん、ただの学生や女給なのであえて持たせないという選択も可能です。
一般庶民の戦闘能力の目安
戦闘訓練を受けていない限り、戦闘能力は殆どありません。現代日本の一般人が襲われた際、頭突きや体当たりをする程度には抵抗可能ですし、兵役についていた、学生時代武道を習っていたなどの設定であれば素人よりは少し戦えます。「ごく一般的な感覚を持つ庶民」においては、戦闘目的で媒介を所持しているわけではないので、何らかのトラブルに見舞われた際、基本は警察を呼びますがそれがかなわなかった場合、止むを得ず仕事用の媒介を用いて隙を作ったりする程度には利用するかもしれない程度です。
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